
※イメージ画像です(AIにより生成)
「うちの子は、人間でいうと何歳なのだろう」と気になったことはありませんか。環境省のパンフレット「捨てず 増やさず 飼うなら一生」には、人間の年齢に換算した、犬・猫の年齢の目安表が載っています。この記事では、その表と、シニア期の考え方を、整理します。
結論から言うと、環境省の表では、7歳が「シニアの年代」とされ、大型犬は、2歳以降、1年に7歳ずつ、小・中型犬・猫は、2歳以降、1年に4歳ずつ人間の年齢が増える形になっています(表の数字からの筆者の整理)。ただし、表には、「品種や飼育環境等によって違ってきます」と注意書きがあります。
この記事でわかること
- 環境省の換算表(1歳〜17歳)
- 7歳・14歳ごろの様子(環境省のパンフレット)
- 高齢になると起きる変化
- 表の読み方と注意点
- 公式情報で確認できなかったこと
環境省の換算表
環境省のパンフレットに載っている表の数字です。「大型犬」と、「小・中型犬、猫」の2つの区分があります。
| 犬の年齢 | 大型犬(人間の年齢) | 小・中型犬、猫(人間の年齢) |
|---|---|---|
| 1歳 | 12歳 | 15歳 |
| 2歳 | 19歳 | 24歳 |
| 3歳 | 26歳 | 28歳 |
| 4歳 | 33歳 | 32歳 |
| 5歳 | 40歳 | 36歳 |
| 6歳 | 47歳 | 40歳 |
| 7歳 | 54歳 | 44歳 |
| 8歳 | 61歳 | 48歳 |
| 9歳 | 68歳 | 52歳 |
| 10歳 | 75歳 | 56歳 |
| 11歳 | 82歳 | 60歳 |
| 12歳 | 89歳 | 64歳 |
| 13歳 | 96歳 | 68歳 |
| 14歳 | 103歳 | 72歳 |
| 15歳 | 110歳 | 76歳 |
| 16歳 | 117歳 | 80歳 |
| 17歳 | 124歳 | 84歳 |
表の下には、「品種や飼育環境等によって違ってきます」と書かれています。
表の読み方(筆者の整理)
表の数字を並べると、次のような規則が見えます(筆者の整理です)。
- 大型犬:1歳が12歳、2歳が19歳。以降、1年ごとに7歳ずつ増える
- 小・中型犬、猫:1歳が15歳、2歳が24歳。以降、1年ごとに4歳ずつ増える
表に載っていない年齢(18歳以上)の換算は、環境省のパンフレットには書かれていません。
シニア期の目安(環境省のパンフレット)
パンフレットには、次のように書かれています。
| 年齢 | 様子(環境省のパンフレット) |
|---|---|
| 7歳 | シニアの年代になり、栄養や健康管理により気を配るようになりました |
| 14歳 | 耳が遠くなり、白毛も増え、足腰が弱って、散歩もゆっくりになりました。排泄や給餌の介助が必要になることもあります |
これは、パンフレットが示す「飼い主から見た、愛犬の年齢ごとの様子の一例」です。すべての犬に、この年齢で、この変化が起きるわけではありません。
高齢になると起きる変化(環境省のパンフレット)
パンフレットには、次のように書かれています。
- ペットは、人と比べて、早いスピードで歳を取る
- 高齢になるにつれて、視力や聴力、嗅覚などの感覚、運動機能や消化機能、体温調整機能が衰えていく
- 栄養や飼養環境に気を配り、高齢のペットの状態に合わせて対応する
高齢になるとなりやすい病気の例(犬)
パンフレットには、犬の認知症が例として挙げられています。
| 項目 | 内容(環境省のパンフレット) |
|---|---|
| 症状 | 異常な食欲、異常な吠え声、徘徊、ぐるぐる回る、排泄の失敗など |
| 必要な介護 | 歩行・排泄(おむつ)・給餌の介助、投薬など |
また、歳を取ると、さまざまな病気や症状が出る。介護が必要な場合もあり、長期に及ぶこともあるので、家族の協力が欠かせない。飼い主も無理をせず、一人で悩まずに、獣医師や飼い主仲間に相談してみましょうと書かれています。
認知症のサインについては、関連記事「シニア犬の認知症のサイン」で整理しています。
表を使うときの注意(筆者の整理)
| 注意点 | 理由 |
|---|---|
| 目安として使う | 表に「品種や飼育環境等によって違ってきます」と書かれている |
| 区分が2つだけ | 「大型犬」と「小・中型犬、猫」のみ。どちらに当てはまるかは、体格で考える(具体的な体重の基準は、パンフレットに書かれていない) |
| 年齢だけで、健康状態を判断しない | 同じ年齢でも、犬によって様子は違う。気になる変化があれば、獣医師に相談する |
| 換算年齢は、人の健康診断の基準とは別 | 「人間の何歳相当」は、あくまでも目安 |
公式情報で確認できなかったこと
- 「大型犬」と「小・中型犬」を分ける、体重や体高の基準
- 超大型犬や、犬種ごと(柴犬、トイ・プードル、秋田犬など)の換算
- 18歳以上の換算
- この表の、科学的な根拠や、作成の方法(パンフレットには、表のみが載っている)
- 犬の平均寿命(今回確認したパンフレットのページには、書かれていない)
- 「シニア」を何歳からとするかについての、獣医師会などの定義(環境省のパンフレットは、7歳を「シニアの年代」としている)
よくある質問(FAQ)
Q1. 環境省の表では、7歳は人間の何歳ですか。
大型犬は54歳、小・中型犬は44歳です。
Q2. 小型犬の10歳は、人間でいうと何歳ですか。
環境省の表では、「小・中型犬、猫」の10歳は56歳です。
Q3. 何歳からシニアですか。
環境省のパンフレットには、7歳が「シニアの年代になり、栄養や健康管理により気を配るようになりました」と書かれています。獣医師会などの、別の定義は、今回確認していません。
Q4. 柴犬や秋田犬は、どちらの欄ですか。
パンフレットには、犬種ごとの区分は書かれていません。体格などから、獣医師に相談してください。
Q5. この表は、どのくらい正確ですか。
表の下に、「品種や飼育環境等によって違ってきます」と書かれています。目安として使い、愛犬の様子を見ながら、ケアを考えてください。
まとめ
- 環境省の表では、7歳が「シニアの年代」。大型犬は2歳以降1年に7歳ずつ、小・中型犬・猫は2歳以降1年に4歳ずつ増える(表の数字からの筆者の整理)
- 14歳ごろは、耳が遠くなる、足腰が弱って散歩がゆっくりになるなどの例が書かれている
- 高齢になると、感覚、運動機能、消化機能、体温調整機能が衰える。栄養と飼養環境に気を配る
- 表は目安。品種や飼育環境で違う。犬種別や18歳以上の換算は書かれていない
- 一人で悩まず、獣医師や飼い主仲間に相談する
参考にした公的情報(2026年11月2日確認)
- 環境省 パンフレット「捨てず 増やさず 飼うなら一生」(「ペットも歳をとります」のページ):https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2509a/07.pdf
- 環境省 パンフレット「捨てず 増やさず 飼うなら一生」(トップページ):https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2509a.html
